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食物アレルギーに効く食べ物とは？
食物アレルギーの原因
日本人の遺伝的な背景が数世代の間に大きく変化したとは考えにくいにも関わらず、食物アレルギーが増加傾向にある背景には、ここ数十年間の間の劇的な食生活の変化というものがあげられよう。
http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/kaisetsu/ks0802/ks0802_3.pdf
食物アレルギーの原因はよくわかっていないことも多いようです。
食べ物を食べてすぐに症状が出るⅠ型アレルギーの関与が強く疑われるものと、数時間経ってから症状が出る非Ⅰ型アレルギーによるものがあると言われています。
ただ、他の様々な病気と同様に”増加傾向”という言葉を聞くと、僕はどうしても「食生活の変化」に原因を求めたくなります。
そして、そんな僕の気持ちにがっちり合致した論文が、上記で紹介している国立成育医療センターが出している論文です。
「食生活の変貌によるアレルギー疾患発症の増加」という項目で、不飽和脂肪酸・腸内環境・添加物について言及しています。
シロウトの僕の言う事が”胡散臭いな・信じられないな”という人は、短い論文ですからぜひ読んでみてください。
アレルギーを根本的に改善するためには、とても参考になると思います。
食物アレルギーに効く食べ物
アレルギーを専門に診ている医師によると、『ありとあらゆる過敏性を獲得してしまっている「エブリシングアラジー」と呼ばれる症状を持つ人が徐々に増えている』と指摘がある。
http://www.osaka-ue.ac.jp/zemi/kusanagi/2002book/pdf/b06_kakiuchi.pdf
アレルゲンとなる食べ物を避けるというのが、食物アレルギーの最も重視される対処法ですね。
発作を起こしてはいけないので、これは徹底すべきでしょう。
ただ、それと同時に普段食べているものを改善していく必要があるかも知れません。
上に紹介した医師の言葉を借りるなら、あまりにも過敏になってしまった体をなんとかする必要がありそうです。
過敏＝炎症が優位（不飽和脂肪酸）
そこでまず考えたいのが、体の炎症に関することです。
炎症というのは体に異物（ウイルス・細菌など）が入ってきたときに起こる防御システムですが、僕たち現代人の体はどうやらそのシステムが過剰に働いているようなのです。
炎症システムが過剰に働くために、本来なんてことはない刺激（花粉や食べ物やほこりなど）に過敏に反応してしまい、症状が起こってしまうということです。
で、その炎症のバランスを保っているのが先ほど出てきた不飽和脂肪酸です。
オメガ３（炎症を抑える働き）とかオメガ６（炎症を進める働き）とか言われており、細胞膜などに含まれています（オメガ３は最近テレビなんかでも取り上げられていますね）。
オメガ３は魚やアマニ油などに含まれ、オメガ６は普段よく使う植物油などに含まれています。
昔の日本人はこのオメガ３とオメガ６のバランスが１：３ぐらいだったそうですが、今は１：３０になっているなんて話もあります。
戦後、食の西洋化で魚を食べなくなり、植物油を使ったり、植物油を使った加工食品ばかり食べるようになったためにです。
そりゃ、過敏＝炎症が優位になりますよね。
腸内環境
腸内環境が整っていないと悪いことは多いのですが（便秘とか）、免疫システムが正常に働かないこともそのうちのひとつです。
免疫システムが正常でないために、ヒスタミンが出やすい状態になってしまい、これまたちょっとした刺激で症状が出てしまうようです。
ヒスタミンが出やすくなっているのはⅠ型アレルギー（花粉症・アトピー・喘息など）の特徴です。
ですから、乳酸菌を摂取したり、運動したりして腸内環境を良好にしておく必要があります。
添加物・農薬
これらは、直接的に影響があるかはわからないとされているために、あまり語られません。
ただ、化学的に作られたものや、同じ生物である虫を殺すようなものが人間の体にいいとはとても思えません。
ですから、なるべく、なるべく摂取量を減らす努力をする必要があります。
僕は「大地を守る会」というネットスーパーで無添加・無農薬の良い食品を取り寄せています。
まとめ
食物アレルギーも原因がハッキリしません。
先進国の中で、社会機構や経済機構、食生活のスタイルをこれだけ変えてしまった国は日本だけである。
http://www.osaka-ue.ac.jp/zemi/kusanagi/2002book/pdf/b06_kakiuchi.pdf
ただ、普段食べている食べ物が大きく関わっていることは間違いないでしょう。
だって、”普段食べてるモノで僕らの体は作られています”からね。
僕らの体は成長が止まってしまえば、完成されたレゴのブロックの人形のように形は変わりません。
それでも、ブロック一つ一つは食べたものによって日々少しずつ変わっているのです。
普段は意識することが少ないかも知れませんが、食べ物はほんとうに重要です。
普段の食べ物を見直して、食物アレルギーの根本解決に取り組みましょう！
そうすれば、ほかのアレルギーや急増している各種炎症性疾患になる可能性も低くなることが期待できるでしょう。
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