大腸がんと食べ物の情報

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大腸がんに効く食べ物とは?

大腸がんに効く食べ物

 

大腸がんの手術後の食べ物はお医者さんなどのサイトを参考にしていただくとして、今回は大腸がんの予防に効く・治療の助けになる・再発を防ぐ食べ物を調べて、考察してみました。

 

腸内環境(細菌叢)を改善する食べ物

 

大腸がんの少ないアフリカの人に、2週間だけ食べものを変えてもらったところ、またたく間に大腸がんになりやすい腸の状態に変わってしまった。 

 

南アフリカの田舎の人については、高線維で低タンパク質の食事から、「西洋風」の食事に、つまり低繊維で高タンパク質、高動物性脂肪の食事に変更し、アフリカ系アメリカ人にはその反対を行った。

 

米国人の方は腸内の炎症レベルが下がり、がんのリスクと関係する化学物質が低下。アフリカの人は、がんに関係する計測値が劇的に増加した。

 

http://www.mededge.jp/a/canc/12752

 

様々な研究により、いくつかのがん、特に大腸がんにおいて慢性炎症が危険因子として知られています。

 

今回、筆者たちは「がん」と「炎症」と「腸内細菌」の3つに着目して、慢性炎症によって腸内細菌叢のバランスが崩れ、ある特定の細菌が増殖することで、その細菌によって産生される因子が大腸がんの発生を引き起こしていることを明らかにしました。

 

http://www.med.keio.ac.jp/gcoe-stemcell/treatise/2012/20130213_02.html

 

上記の2つの研究報告からも腸内環境(細菌叢)の乱れが大腸がんにつながると言えそうです。

 

そして、腸内環境を整えれば、大腸がんを招く細菌の増殖を抑えることができるようです。

 

腸には免疫機能の60%が集中していると言われますので、免疫力もアップします。

 

ということで、腸内環境(細菌叢)を改善する食べ物が大腸がんに効く食べ物と言えるでしょう。

 

乳酸菌・和食

 

腸内環境を整える食べ物として乳酸菌と和食というのはよく知られているので割愛させていただきます。

 

先ほど紹介した実験からも西洋風の食事が良くないことは明らかですからね。

 

ちなみに、僕は乳酸菌をケフィアで摂取してます。

 

無添加・無農薬の食べ物

 

で、強調して言いたいことがありまして、それは添加物や農薬が腸内環境(ひいては体全体)に良くないという事です。

 

添加物や農薬はあまりにも普通に使われまくっているので、これらが悪いと大々的に言ってしまうとパニックになってしまうからか、タブーなのかはわかりませんが、ほとんど言及されることはありません。

 

特に最近では添加物や農薬に関する情報・報道というのは減った気がします。

 

でも、少し考えればこれほど腸内環境に悪いものはないことはわかります。

 

添加物や農薬は化学物質(自然界にはない物質)で、人間(本来は自然な生き物)の体は添加物や農薬を毒(異物)とみなします。

 

こんなものが毎日・毎日無制限で体の中に入ってきたら、それはヤバいことになりますよね。

 

ちなみにですが、昨日(2015年5月19日)も「厚労省、ネオニコチノイド系農薬の食品残留基準を緩和」なんていう恐ろしいニュースがありました。

 

各国はネオニコチノイドの恐ろしさを認識して基準を厳しくする一方ですが、日本だけは基準を緩めるという、まるで意味の分からない行いです。

 

http://www.alterna.co.jp/15101

 

僕は「大地を守る会」というネットスーパーで無添加・無農薬の食品を購入させてもらってます。

 

車や化粧品なんかにお金をかける前に、まずは食べ物にお金をかけましょう。

 

そういった意味では「健康はお金で買える(ある程度は)」のかも知れません。

 

いい食べ物を食べれば「便秘・肥満・肌荒れ」なんていうものも解消されます(体は食べ物で作られますからね)。

 

オメガ3

 

そして、食の西洋化ということで言っておきたいことがもうひとつあります。

 

お肉なども関わってきますがオメガ3やオメガ6などの不飽和脂肪酸の問題です。

 

最近テレビで話題のオメガ3(魚・アマニ油など)は炎症を抑える働きオメガ6(植物油など)は炎症を進める働きがあると言われます。

 

この二つの不飽和脂肪酸が人間の体を構成する60兆個の細胞の膜(細胞膜)に含まれていて、お互いに拮抗することで全身の炎症のバランスを取っています。

 

日本人は戦後に魚を食べなくなり、植物油ばかり摂取するようになった(家庭の油だけでなくお菓子などのほとんどの加工食品で使われています)ために、炎症のバランスが大きく崩れていると言われます。

 

「とても炎症しやすい体(戦前までの日本人の体と比べて)」になってしまっているということですね。

 

腸内細菌叢の乱れが「炎症のスイッチ」をおかしくしているとしたら、脂肪酸のバランスの乱れは「実際に炎症を起こすもの」がおかしくなっているということです。

 

この炎症バランスの乱れが戦後に激増したアレルギー・自己免疫疾患・各種の炎症が絡んだ病気(ほとんどの病気)の原因と言っている医師もいます。

 

で、上の実験結果からも「慢性炎症」が腸内細菌叢を乱すとのことでしたから、ぜひ不飽和脂肪酸のバランスにも気をつけて頂きたいと思います。

 

僕は、加工食品を食べない・家の油をオリーブオイル(オリーブオイルはオメガ9です。オメガ3は加熱すると酸化してしまいます)に変える・(魚が食べれないなら)オメガ3サプリを摂取するなどしています。

 

まとめ

 

今回は「大腸がんに効く食べ物」としてあまり取り上げられていない物をご紹介しました。

 

すべてをパーフェクトにやっていくのは無理ですから、できるところから”楽しんで”やっていきましょう。

 

食べ物を良くしていくというのは最初は面倒ですが、やってると面白くなってきますし、体にいい食べ物は単純に”美味しい”ので継続もしやすいです。

 

そして、継続していると今まで食べていたもの(身近で市販されているもの)がどんどん食べられなくなっていきます。

 

そうなると、いかに今まで食べてたものが「不自然な食べ物」だったか感じると思います。

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