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全身性エリマトーデスに効く食べ物とは?
全身性エリマトーデスに効く食べ物
全身性エリマトーデスは免疫機能が自分の体を敵(異物)とみなしてしまい攻撃してしまうために、体中に炎症が起こる自己免疫疾患のひとつです。
何故自分の体を敵(異物)とみなしてしまうかはわかっていないようです。
治療としてはステロイド(炎症を抑える薬)を使う対症療法が中心です。
全身性エリマトーデスが発症してしまったら対症療法も必要でしょうが、できれば根本的な改善もしていきたいですよね。
よく、自己免疫疾患の人向けに言われていることで、「寛解期(症状が落ち着いている時)には何を食べても構わない」というものがあります。
これって本当ですかね?
「医食同源」という言葉があるように、食べ物というのは病気を治すうえで”ものすごく大切”なものです。
基本的に「薬」というのはすべて対症療法ですから、表面的に出ている症状を抑えることしかできません。
でも、”体は食べたもので作られる”(4カ月で全身の細胞はすべて入れ替わると言われています)ので、食べ物を変えれば、根本的なところが変わる可能性が高まります。
僕は10年ぐらい前までは全く食べ物に対して無頓着な人間でした。
マック大好きで、毎日昼は外食、夜はコンビニ弁当なんて感じでした。
でも、ちょっとした病気をしてから食べ物に少しずつ気をつけるようになりました。
そして、食べ物を改善すればするほど調子がグングンと良くなるのを感じています。
まあ、以前の僕の食生活は今思えば最悪なんですが、そういった食生活をしている人ってかなり多いですよね。
僕たち現代人は”普通に”食べていたら、ひどいものばかりを食べることになるということです。
ちょっと前置きが長くなりましたが、ここから全身性エリマトーデスに効く食べ物を考えていきましょう。
腸内環境を整える食べ物
「全身性エリテマトーデス」という病気に、腸内細菌とポリフェノールが関係していると分かった。
スペインの研究グループが、ポリフェノールなどとの関連を調べ、ニュートリエンツ誌2015年2月号で報告した。
この自己免疫疾患と腸内細菌のバランス異常が関係すると最近の研究で分かってきている。
腸内細菌のバランスを整える食物繊維を食べるよう勧める研究も出ている。
最近の研究で全身性エリマトーデスに腸内細菌(腸内の環境)が関係しているという報告が出ました。
でも、これってけっこう当たり前なんですよね。
腸には免疫機能の6〜7割が集まっていると言われます。
全身性エリマトーデスは免疫機能がおかしくなっているのですから、腸内環境がおかしくなっているかも知れないというのは少し免疫の事を勉強すればわかることです。
わかるというのは言いすぎかもしれませんが、腸内環境を改善したら免疫機能が良くなるかもと推測はできるはずです。
特にお医者さんなんかは絶対にこのことを知ってるはずです。
花粉症にヨーグルトが効果的と言われるのはこの仕組みです(花粉症などのアレルギーは敵が花粉になりますが、免疫機能がおかしくなってるのは一緒です)。
乳酸菌を摂取したり、食物繊維を摂取して腸内環境を良くするようにしましょう(軽い運動も大切です)。
便秘の方は便秘を改善することが、第一目標です。
炎症を抑える食べ物
全身性エリマトーデスは炎症をステロイドで抑えることによって症状が改善します。
でも、できるなら炎症を起こりにくくしたいですよね。
そして、炎症が起こりにくくなる食べ物というのがオメガ3脂肪酸というものです。
アトピー(アレルギーの1種)なんかも炎症を抑えるためにステロイドを使うのですが、アトピーの治療ではオメガ3脂肪酸の摂取がかなりスタンダードになっています(心ある医師の奮闘で)。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスが大切
オメガ3というのは青魚(イワシ・さばなど)やえごま油に含まれていて炎症を抑える働きがあります。
オメガ6というのは主に家庭で使ったり、ほとんどの加工食品に含まれている植物油に含まれていて炎症を進める働きがあります。
そしてオメガ3とオメガ6は全身60兆個細胞の膜(細胞膜)に含まれていて、炎症のバランスを取っています。
炎症というのは免疫機能の大切な武器ですから絶対に必要なものなのですが、問題なのがオメガ3とオメガ6のバランスです。
戦前はオメガ3とオメガ6のバランスは1:3ぐらいであったと言われます。
それが、戦後の食生活の欧米化によって魚は食べなくなり、植物油は摂取しまくるようになって、今では1:30ぐらいの比率になっていると言われます。
要するに僕たちの体は「炎症しすぎる体になっているのではないか」ということです。
この脂肪酸のバランスの乱れがアレルギーや自己免疫疾患などの炎症系疾患の戦後の急増につながっているという仮説もあります。
僕はオメガ3はサプリで摂取(魚も好きですが)、加熱用油をオリーブオイルに変更(オメガ3は熱に弱いのでオメガ9であるオリーブオイルを使う)、お菓子などの加工食品はできる限り避けるという対処をしています。
無添加・無農薬の食べ物
「添加物や農薬が体に悪そう」というのはたまには考えることがあるかもしれませんが、あまりにも”当たり前に使われすぎていて”無防備になっている人が多いのではないでしょうか?
でも、添加物や農薬などの化学物質が体内の組織と結合したものを免疫機能が”異物”とみなして攻撃しているのが自己免疫疾患であると言っているお医者さんもいます。
http://www.matsumotoclinic.com/index.html
確かにこれも可能性としてはありそうですよね。
免疫機能というのは本来はウイルスや細菌などに反応して、それらをやっつけるために働くものです。
その免疫機能がおかしくなっているというのが自己免疫疾患の今の主流の考え方ですが、もしかしたら免疫機能はおかしくなっていなくて化学物質を”異物”とみなして必死に攻撃しているという可能性も考えられなくはないですよね。
自然な存在である人間にとっては化学合成された物質(添加物・農薬・薬など)は”異物”以外の何物でもありませんからね。
ま、免疫機能が化学物質を敵とみなしていないとしても、腸内環境の事を考えただけでも添加物や農薬は百害あって一利なしです。
無添加・無農薬の食品を食べ続けることはお金も手間もかかりますが、自分の健康・家族の健康を考えたらまず食べ物にお金と手間をかけるべきです。
僕は「大地を守る会」というネットスーパーで無添加・無農薬の食品を購入させてもらってます。
エストロゲンの入った食べ物は食べない方が良さそう
男女比は1:10程度で、またほとんどは15-40歳の子供を産めるような年齢に発症するため、エストロゲンなどの女性ホルモンの発症への関与が疑われている。
アメリカでは、牛を短期間で肥育させる成長促進剤として、ホルモン剤の投与が行われている。
アメリカ産の牛肉には、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが国産牛肉と比較して、約600倍残留している。
なお、ホルモン剤の使用は、日本やヨーロッパでは禁止されている。
エストロゲンがどのように全身性エリマトーデスに関与しているかはわかりませんが、アメリカ産の牛肉はやめといたほうが良さそうです。
激増している前立腺がんや乳がんの原因がエストロゲンにあると言っている医師もいます。
「米国で、ふっくらさせるためにエストロゲン(女性ホルモン)を注入されて育った牛肉内のエストロゲン濃度と、ホルモン依存性癌の増加と相関関係が認められています」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17317.html
まとめ
全身性エリマトーデスに限ったことではなく、病気を治すには生活を改善するしかありません。
遺伝的な要因とかもあって完全には良くならないこともあるでしょうが、それは”自分が改善できることをやってみた後”にしかわからないことです。
西洋医学は対症療法です。
最初にも言いましたが、体は食べたもので作られます。
できるところから少しずつ食べ物を改善していくことをオススメいたします。
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